日本企業に晴れて入社し、活躍している外国人の方も多いと思いますが、日本のビジネスマン同士の会話、理解できてますか? きっと「はじめて聞いた!」「学校で習ったことがない」「辞書にも載ってない」という言葉が飛び交っているはず。【学校では教えてくれないビジネス日本語講座】は日本人のビジネスマンたち使う摩訶不思議な日本語を、外国人の皆さんにもわかりやすいようにご紹介していく講座です。
今回、ご紹介する「学校では教えてくれない日本語」は「売上高(uriagedaka)」です。日本の職場で「売上高」という言葉、聞いたことはありますか?
早速、どんなシーンで使われるのかをみていきましょう。
<シーン1>
社長が朝礼で、
「先月の売上高は前の年の同じ月を11%も上回りました。」と誇らしげに語っていた。
<シーン2>
先輩が、
「○○社のXアプリの売上高が毎月YYY万円以上らしいよ。すごいよな。」と言っていた。
<シーン3>
先輩が上司に
「来月の売上高の見通しは?できている?」と聞かれた。
では、「売上高」とは、どんな意味なのでしょうか。
「売上高」とは、「商品またはサービスの販売によって得た収益の総額」という意味です(『精選版 日本国語大辞典』)。企業の売上高が高いということは、その企業の儲けが高いということです。
この言葉はよく、企業の「決算書」(会社の経営成績を示す書類)などで見ることができます。
単に「売上」とも言います。
「売上高」は、「売上原価」「販売費」「営業外損益」「法人税」などなどを差し引く前の状態の金額を指します。
これらをすべて差し引いた利益の金額を「純利益」と言います。
「売上高」は英語で“sales“となります。
類語、他の言い方をすると、下記のようになります。
・売上
・売り上げ金
・利益
・上り(あがり)
など
特にありません。
意味をきちんと理解したうえで、どんどん使ってみましょう!
「売上高」ということばの意味と使い方、類語などを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
・「売上高」は、利益を表す言葉の一つ
・「売上高」は 【商品またはサービスの販売によって得た収益の総額】という意味(『精選版 日本国語大辞典』)
・「売上高」を言い換えると「売上」「売り上げ金」「利益」「上がり」など
・「売上高」を使ってはいけないシーン:特になし
「売上高」が自然に言えると、日本人はビックリ!
ぜひ、意味を知ってマスターしましょう♪
では!
ライター: Marina IVANOVA (日本語教師)
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