日本の面接、よくきかれる質問「上司と考えが違う場合はどうしますか？」～教えてNINJA！面接官の視点と回答の注意点～

公開日：2025/07/24 更新日：2025/07/31

NINJA事務局より

おしえて！NINJA Q＆A は、就活・転職活動をするうえでの疑問はもちろん、在留資格や日本の職場における疑問をズバリ！解決するコーナーです。日本で働く外国人の皆さんからよくある相談を紹介していますので、あなたの悩みも解決するかもしれませんよ。

「上司と考えが違う場合はどうしますか？」の質問で、面接官が知りたいことは？

この質問は、「AとBの方法があります。上司はAと言いましたが、あなたはBの方が良いと思っています。その場合どうしますか？」や
「上司と考えが違う場合、あなたはどうしますか？」というような質問をされます。

面接官が知りたいことは、何でしょうか？

・意思決定のプロセス
意見が対立したときにどように意思決定をする人なのか？
・チームワークに関する考え方
意見が対立したときにどのような仕事の進め方をするのか？
・コミュニケーション力
意見が対立したときに、どのようにコミュニケーションをとるのか

面接官への回答のポイントは？

・正解はありません。自分の考えを伝える
・なぜ、そう考えるのか理由を伝える
・考え方の柔軟性と協力的な考えがあることを伝える

具体的な回答例

「AとBの方法があります。上司はAと言いましたが、あなたはBの方が良いと思っています。その場合どうしますか？」

例１）
自分の考えがBであることを伝えたうえで、上司の考えを尊重し、まずはAを実行します。上司の方が、仕事の経験も豊富で、成功の確率が高いと思うからです。
ただ、状況や結果をみながら、うまくいかない場合は、Bでやってみることを上司に提案します。

例２）
自分の知識や経験から、Bであると確信している場合は、理由や根拠となる資料を準備し、上司と徹底的に話あいます。
必要であれば、専門家などにも意見をもらい検討することも提案します。
お互いに納得して、あらゆる可能性とリスクを追求した方が、結果的に会社の為になるからです。

是非、回答例を考えてみてくださいね！