日本の面接、よくきかれる質問「在籍期間が短いですね?すぐに辞めたのはなぜですか?」~教えてNINJA!面接官の視点と回答の注意点~

NINJA事務局より NINJA事務局より

おしえて!NINJA Q&A は、就活・転職活動をするうえでの疑問はもちろん、在留資格や日本の職場における疑問をズバリ!解決するコーナーです。日本で働く外国人の皆さんからよくある相談を紹介していますので、あなたの悩みも解決するかもしれませんよ。

「在籍期間が短いですね?すぐに辞めたのはなぜですか?」の質問で、面接官が知りたいことは?

日本企業の考え方

1つの会社に入社をしてから、1年から3年以内に辞めた場合、日本企業ではどう評価されるかを知っていますか?
日本では、学校を卒業してから、定年退職まで1つの会社でずっと働くことは珍しくありません。
最近では、転職をする人が増えましたが、それでも、1社あたり10年~20年単位が大半です。

理由は、日本企業がこのように考える傾向があるからです。
•新卒入社から定年退職まで40年以上1つの会社で働くことを前提に人事制度がつくられている
•入社後は、研修や育成に時間とお金をかけるため1年でも長く働いてほしい
•3年以内の転職は「仕事をした期間が短いな~!」「すぐ仕事を辞めてしまったんだな」と思われる
•1年以内は「人間関係や勤務態度に問題がありそうだな」「仕事の能力が低いのかな」と想像される

3年以内に退職をした履歴書をみた面接官はどう感じる?

  3年以内に退職や転職を繰り返している履歴書をみた面接官は、どのように評価をするかというと

•仕事の能力や低く、仕事ができなかったのかもしれない
•勤務態度や人間関係づくりが苦手な人なのかもしれない
•トラブルや問題をおこしてしまったのですぐに辞めたのかもしれない
•仕事への忍耐力や責任感がなさそうだな
•当社に入社をしても、すぐに辞めそうだな

残念ながら、日本企業はネガティブな評価をされてしまいます。

面接官への回答のポイントは?

面接官への回答のポイントは
①正直に事情を伝える(やむを得ない事情は説得力があります)
・セクハラ・パワハラをうけた
・在留資格で許可されている範囲外の仕事に配属された 例)違法性があるもの
・入社前の説明とちがう給料・業務だった
・配偶者の転勤
・家族の病気による看護、介護

【正直に伝えると印象が悪い理由】
・仕事が辛くて続けられなかった
・上司や会社の考え方が合わない、理解できない
・仕事に飽きてしまった
・土日に休みたい

→「もっと語学力を活かす仕事がしたい」「仕事の幅を広げたい」などポジティブな理由で伝えます

②次の会社では、長く勤務するつもりであることを伝える

・仕事に対する具体的な目標も明確に伝えると、より印象が良くなります

 

是非、回答例を考えてみてくださいね!

SHARE

カテゴリの最新記事