おしえて!NINJA Q&A は、就活・転職活動をするうえでの疑問はもちろん、在留資格や日本の職場における疑問をズバリ!解決するコーナーです。日本で働く外国人の皆さんからよくある相談を紹介していますので、あなたの悩みも解決するかもしれませんよ。
A. はい、本当です。
「上司とケンカをした!」「海外事業が撤退になった!」「なかなか給料があがらない!」などいますぐ転職をしたいと思っているあなた、ちょっと待ってください。
日本で転職するなら絶対「在職中の転職活動」がオススメ。その3つの理由をお伝えします。
理由1.転職期間は一般的に約3か月
理由2.「辞めてから転職」は選考に不利
理由3.就労系の在留資格(就労ビザ)の方が3か月以上無職の場合は、在留資格取消も!
さっそく、それぞれの理由を解説していきます。
転職活動を開始し、求人応募から転職先に入社をするまでにかかる期間は、
一般的に約3か月と言われています。
・履歴書、職務経歴書の作成(約2~7日)
・求人を探して応募
・応募した求人企業からの返事まち(約2~7日)
・1次面接の日程調整、実施、返事待ち(約1~2週間)
・2次面接の日程調整、実施、返事待ち(約1~2週間)
・最終面接の日程調整、実施、返事待ち(約1~2週間)
・内定通知、承諾、(3~7日)
・現在の勤務先への退職手続き(約1ヵ月)
・入社手続き、入社
・入管へ雇用先変更の提出
上記は、順調に選考がすすんだ場合です。
日本企業の面接は、平均的に3回程度ありますが、なかにはテストを実施するところもあります。
テストなどが含まれると、テスト実施とその結果待ち、時間も発生します。
また、最終面接に近づくほど、取締役や社長などの重役との面接になります。
重役は、忙しい方も多い為、スケジュール調整が難しく、
海外出張などが入っている場合は、2~3週間先の設定になる事もあります。
退職手続きに関しては、一般的には1か月前の告知で退職手続きができる会社が多いですが、
進行中のプロジェクトの状況や、後任への引継ぎ、有給消化を考えると
退職までに、2~3か月かかる可能性もあります。
日本企業への転職活動は、想像以上に時間がかかりますので
余裕をもって転職活動期間は3~6か月間はかかるとみておきましょう。
仕事を辞めた「無職」の方は、現職の方と比べて、不利になることが多い事をご存知ですか?
日本企業は、大学卒業後の成人が「無職」でいることに対して、あまり良い評価をしません。
具体的には、このような印象で見られてしまいます。
・後先考えずに行動する、計画性の無い人だな。(仕事も計画的に進められない人かもしれない)
・中長期的な視点に欠けている人だな。(仕事も中長期的な視点でみることができないのかもしれない)
・前職はトラブルがあって辞めたのではないか。(問題がある人なのかもしれない)
・転職先がなかなか決まらない人なのかな。(問題がある人なのかもしれない)
というネガティブな先入観を持たれてしまいます。
日本人は、次の仕事を決めてから退職する人が圧倒的多いので、
特に「無職」という点が悪く目立ってしまったり、
日本企業は”現在 無職の人”の採用には慎重になりがちです。
辞めてから仕事を探すという時点で、ネガティブポイントが増えてしまうようなものですので
在職中の転職活動がオススメです。
ちなみに、転職市場で現職の人と無職の人を比べると、
企業から受ける求人のオファーの数は何倍も違います。
それだけ、” 辞めてしまってからの転職は不利になることが多い ” ということを覚えておきましょう!
もし、すでに「無職」の状態になってしまった方はどうすれば良いのでしょうか?
明確な理由や目的をしっかり伝えれば大丈夫です。
例えば
・(無職の期間が1~2か月程度であれば)転職活動をしていました。
・集中して英語の勉強がしたくて、TOEICの受験勉強をしています。
・英語力をあげる為に、アメリカの語学スクールに行ってきました。
・社会人になってから帰国していなかったので、この機会に帰国をして、親孝行をしてきました。
・いましかチャンスがないと思い、ヨーロッパに行ってきました。
無職の期間でも、「○○をした」ということを、より具体的にポジティブに伝える事、
そして、その中で「〇〇を学んだ」という人生や仕事に関してプラスになった事を伝えると
「成長できる人だ」「向上心がある人だ」という受け止め方をしてもらえます。
日本で働く外国人の方は、「技術・人文知識・国際業務」「高度専門職」「教育」などの就労系の在留資格(就労ビザ)を保有している方が多いと思いますが、転職活動において、もっとも注意をしなければならない事が、「在留資格」の問題です。これが一番重要です。
「技術・人文知識・国際業務」などの就労系の在留資格(就労ビザ)の方が、3か月以上無職の場合は、資格取消のリスクや、次回の更新において不利になる可能性があります。
「就職活動・転職活動をやっています」とう活動記録があれば、問題ありませんが、基本的には「3カ月以上本来の在留資格としての活動がない場合」は在留資格の取消しになる可能性がありますので、気を付けましょう。
転職にかかる期間は約3~6か月。仕事を辞めてから転職活動をすると、日本に滞在できなくなるリスクまでも発生しうるのです。
これら1~3のことを含めて考えると、外国人の方、特に「技術・人文知識・国際業務」などの就労系の在留資格(就労ビザ)をお持ちの方は、在職中に次のお仕事を決めてからの転職をおすすめいたします。
転職活動をうまく進める方法、長引かせない方法は下記です。
・業界や職種の方向性を明確にしておく
(それでうまくいかない場合は、業界や職種を広げてみる)
・転職エージェントに相談してみる。(プロの視点をかりる)
・1社ずつ応募するのではなく、複数社を同時にすすめる
・平日に面接になる場合があるので、有給がとれるように業務を調整しておく。
・日程調整がすぐにできるように、メールや電話、SNSを定期的にチェック、すぐに返事をする。
・退職がスムーズにすすめられるように、引継ぎに必要な資料などを作成しておく。
「もう明日にでも辞めたい!」…と思っていた方も、考えなおすことができましたか?
・次の仕事がきまるまでに3~6か月の期間が必要
・仕事を辞めて「無職」の状態での転職活動は、ネガティブにみられる
・無職で3か月以上たつと在留資格の取り消しの可能性がある
在留資格取り消しのリスクを考えると、在職中の転職活動がよさそうですね。
“転職したい”という気持ちは、ある日突然やってくるかもしれません。
上司とケンカをして「もう無理!明日から行かない!」と勢いで辞めてしまった…
とご相談に来る方もいらっしゃいます。
しかし、辞めてしまってから後悔しても、遅いのです。
次のお仕事探しをしながら、数か月間なんとか我慢できるのであれば、
もう少しがんばって続けてみましょう。
その方が、きっとよりよい未来が開けますよ!
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