ポンパカー
タイ出身 │ 37歳 │
女性 │
在日2年目
日本で働くタイ出身のポンパカーさんに、日本企業で評価をされる3つのポイントをお聞きしました。日本語の会話力の伸ばし方、仕事の進め方、取り組み方など参考になるアドバイスを沢山いただきました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
【学歴・経歴】
2004年 (タイ) Chiangrai Rajabhat University 卒業
2005年 (タイ) 電気機械・部品メーカー 購買担当
2010年(タイ)日系食品メーカー 営業 兼 営業部長秘書
2017年(日本)アパレルOEMメーカー 調達部
2019年(日本)WEB広告企業 入社 海外営業
私は、タイの大学を卒業してからタイの電気機械や部品メーカーに購買担当として就職をしました。その時に、日本のメーカーとやりとりが必要で、通訳を通じてコミュニケーションをとっていたのですが、「いつか、通訳をとおさずに、日本語で直接コミュニケーションがとれるようになりたい」と思い、勉強をはじめました。
日本語を勉強は、まずは週一回の日本語スクールに通いました。そして毎日、通勤時間やすきま時間に日本語のアニメや映画をみながらリスニングをしました。自分が興味がある、または面白い、と感じるアニメや映画を選び、同じものを何度も見て日本語を聞き、日本語の話し方を真似してスピーキングをしました。もちろん、わからない言葉がでたらすぐに調べて意味を理解するようにしました。
私の日本語の勉強の仕方は、まずは「聞く・話す」を優先しました。赤ちゃんが成長して言葉を身につけるプロセスは、母親の言葉を耳で聞いて、その言葉を真似をして話すようになり、それから読み、書き、となりますよね? だから、その方が発音もよくなるし自然に日本語が学べるのではないか、と思いました。この方法で、日本語を勉強し続けてちょうど1年目ぐらいに、日本語がそれなりに話せるようになりました。
語学学習は、すぐに身につくものではなく時間がかかりますので、諦めてしまう人も多いと思いますが、この方法でまず1年間、あきらめずに努力をすればかならず話せる様になります。自信をもっておすすめできる方法なのでぜひやってみてください。
日本に留学している外国人留学生は、日本にいるだけでなんとなく日本語がみにつくと思っている人も多いかと思いますが、そんな事はありません。それなりには身につくかもしれませんが、ビジネスレベルになるまでにはやはり努力が必要です。アルバイトをして日本の社会に飛び込んでみたり、毎日テレビやニュースで日本語に接してコツコツ勉強することが大事です。
タイで日本語能力試験のN2を取得してから、日系企業に就職したいと思い転職活動をしました。ちょうど、日本の大手食品メーカーが、日本人マネージャーの秘書を募集していたので応募をしました。
面接では私と、もう1名の候補者がいました。私は日本語能力試験がN2、もう1名のライバルは日本語能力試験がN1で、私よりも日本語能力が高い候補者でした。結果は、日本語能力試験N2である私が採用されました。
理由は、「会話力」でした。日本語能力試験N1だったとしても、会話は苦手な人もいます。仕事はコミュニケーションが大事で、やはり「会話」ができないと成り立たないので、日本語能力試験の結果よりも、日本語での会話力を優先して採用されたのだと思います。
入社してからは、営業部長の秘書として、資料作成、スケジュール管理、取締役会議や取引先での通訳(同時通訳)、マーケティングリサーチの通訳(同時通訳)、日本人駐在員とタイ人スタッフ間の通訳、海外出張時の通訳、会議資料やメール等の翻訳などをしました。また、営業としては、タイ国内、ミャンマー・ラオス・カンボジア・シンガポールなどの東南アジア全域の市場調査、リサーチ、営業訪問、プレゼン、交渉、契約書締結、商品の準備、各種資料の作成から、店内レイアウトの作成、売場づくりまで幅広く担当しました。
日系の大手食品メーカーで5年勤務後、ついに来日、アパレルのOEM企業に就職をしました。主に資材調達を担当し、パートナー企業の管理や開拓、生産管理(生産スケジュール全体の把握、各拠点との調整)、資料作成、発注業務、品質管理をしました。タイでは、私は日本語がうまい方で実際に日系企業で勤務していましたので、日本語力についての自信はマンマンでした。しかし、実際に日本で働いてみると、タイで働いている時とちがい、すべてが日本語なのです。日常生活の会話はもちろん、オフィス内での会話、メール、書類、PCの設定まですべてが日本語という環境になり「私の日本語は、まだまだ!」とショックを受けました。日本語の勉強はいまでも終わる事はありません。
出産を機に退職をし、現在は、インターネット広告企業に海外営業として勤務をしています。
タイでは、海外で働いている人は”学歴もよくて優秀な人”というイメージがありますが、そんな事はありません。私はタイのごく普通の大学を卒業しましたが、こうして日本で働いています。私がタイで日系の大手企業に転職をする事ができ、そして日本に渡り日本で働く事ができたのは、優秀な学歴ではなく、コツコツと努力をした結果です。
ぜひ、NINJAをみている読者の皆さんも、あきらめずに努力をし続けて欲しいと思います。努力は報われます。
3つあると思います。1つは日本語の努力ですが、これまでお話をしましたのでそれ以外の2つをお話したいと思います。
1つめは「積極的に行動すること」です。積極的に行動するというのは、仕事シーンにおいて、わからない事は「これは何ですか?」「どういう意味ですか?」「これはどうやりますか?」と自分から動くことです。仕事の指示を待っていてはいけません。
2つめは「自分から改善提案をしたり、アイディアを出すこと」です。評価されるかどうかは、会社の風土にもよりますが、私は、仕事のやり方や使う資料など「もっとこうしたら良いのでないか」という改善提案や、「これをやってみたらどうですか?」と提案をします。そして自分からどんどん動きます。ただ、日本の場合はちゃんと「ホウ(報告)・レン(連絡)・ソウ(相談)」をしながらですね。積極的に動くのは評価されますが、勝手にいろいろ動くのはNGです。タイは、問題が起こったら上司に報告をしますが、問題がない場合は報告はしません。日本は、その都度、状況を報告するホウレンソウ文化なので、上司とは密に状況方向をしてコミュニケーションをとると信頼してもらえます。
あと、評価での方法ではありませんが、日本で働く外国人のみなさんに転職をする事について伝えたい事があります。
タイは給料を上げたいと思う場合、転職をします。なぜなら、多くのタイの会社では、勤務を続けて昇給をするのを待つよりも、転職をした方が早く年収が上がるからです。
でも日本はそうではありません。日本での就職活動や転職は難しいですし、転職ができたとしても年収は現状維持、もしくは下がる事も珍しくありません。会社では、辛いことや悩みなど色々あると思いますが、どこの会社にいっても自分自身の課題は一緒です。会社を変えたら問題が解決をする、という甘い考えは何も解決することはありません。
すごく先の将来の夢ですが、いつかタイにもどって自分でビジネスをやりたいです。日本で学んだ働き方や経営の考え方などをみにつけて、タイの国の為になるような会社を経営してみたいです。
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