法務/会社を支える法律のプロフェッショナル!~日本の仕事・職種INDEX~
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NINJA事務局より
「翻訳」「通訳」は、日本で働く外国人材の皆さんの人気職種ですが、日本のビジネスではまだまだ、「語学が活かせる」「母国との架け橋になれる」魅力的な仕事が沢山あります。NINJAでは魅力的な日本でのお仕事を紹介していきます。
「法務ってどんな仕事?」「やりがいは?」「どんなスキルが必要でどんなスキル身につく?」を解説します。
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◆法務ってどんな仕事?
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企業や団体が事業を展開する上で、国の法律を遵守することは不可欠です。
そこで、会社の活動に関わるすべての法律関係を把握し、業務を担うのが法務です。
今日、コンプライアンスの徹底について盛んに叫ばれるようになり、法務の役割の重要性も増してきました。
では実際、どういう業務があるのか見てみましょう。
法務の仕事は多岐にわたりますので、ここでは代表的なものを挙げます。
・契約、取引法務
取引先との各種契約について、契約書を作成したり審査をする業務です。
・会社内部の法務
株主総会や取締役会の運営、きちんと行われているかのチェックをします。
・コンプライアンス法務
会社の運営をする上で、コンプライアンスの徹底は最も重要です。
コンプライアンスの周知徹底をするために、社内研修をしたり、社員からの相談を受け付けたり、社内規定の作成をしたりします。
・紛争対応
取引企業との間でのトラブルや顧客からのクレームによって、交渉、訴訟が必要になった場合に弁護士と共に対応をします。
・国際法務
企業が外国へ進出する際、現地での契約・紛争・訴訟などの法的な対応をします。
法務は他の職種に比べると外出の機会が少なくデスクワークが1日の大半を占めますが、とても責任重大な職務と言えます。
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◆この仕事の魅力、やりがいを聞いてみました!
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注目を浴びる職種ではありませんが、縁の下の力持ちとして、「いつもありがとう」「助かりました」という感謝のことばをかけてもらえることが多く、その瞬間に大きなやりがいを感じます。(人材サービス会社法務・中国出身・男性)
日々勉強すること、覚えなければならないことが沢山ありますが、契約書の問題を見つけたり、会社のリスクに気づいて軽減対策をとれたときなどは、やっていて良かった!と思います。(不動産会社法務・韓国出身・女性)
語学力を活かせる職種であることが魅力の1つです。日本の法律を理解するだけの日本語力をみにつけることはもちろん、相手の言っていることを理解し、自分の考えをきちんと伝えられるレベルの語学力が必要です。(金融会社法務・中国出身・男性)
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◆法務はどんなスキルが必要?
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・特定の資格や学歴が無ければ就くことができない職種というわけではありませんが、法学部出身であるか、法律の勉強をしていることが望ましいとされています。
持っていると法務の業務に活かせる資格としては、以下のようなものがあります。
「弁護士」「ビジネス実務法務検定」「司法書士」「行政書士」
・完璧な文書作成能力はもちろんですが、社外との折衝や社内での説得なども多く、コミュニケーション能力が重要とされる局面が多いです。
・日系企業でも、海外進出や海外企業との契約が増えてきており、英語その他の語学力を求められるケースが増えています。基本的には読み書きがメインとなりますが、ビジネスレベル以上の会話力を求められることもあります。
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◆どんなスキルが身につく?
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・ミスが許されない緊張感のある仕事ですので、細かい所に気づける注意深さと校正力が身に付きます。
・日々の契約書チェックや社外との折衝を重ねていくことで、構造的に考え理解する論理的思考力・正確な伝達力が身に付きます。
・法務は、就職をする前から就職をした後も、膨大な勉強量が必要になります。
知識が深まり仕事の専門性も高まるので、転職に有利に働く傾向があります。
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