キャビンアテンダント(CA)/世界各地にお客様を快適、安全に届ける!〜日本の仕事・職種INDEX〜
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NINJA事務局より
「翻訳」「通訳」は、日本で働く外国人材の皆さんの人気職種ですが、日本のビジネスではまだまだ、「語学が活かせる」「母国との架け橋になれる」魅力的な仕事が沢山あります。NINJAでは魅力的な日本でのお仕事を紹介していきます。
「キャビンアテンダントってどんな仕事?」「やりがいは?」「どんなスキルが必要でどんなスキルが身につく?」を解説します。
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◆キャビンアテンダントってどんな仕事?
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みなさん、キャビンアテンダント(Cabin Attendant, CA)はどんな職業かご存知ですか。
日本ではCAと多く呼ばれるキャビンアテンダントは和製英語で、フライトアテンダント(Flight Attendant)、キャビンクルー(Cabin Crew)とも呼ばれる客室乗務員のことを言います。
CAは飛行機の出発前から到着後まで客室に関わる全てのことを担当しますが、大きく以下の二つの業務を担います。
1.「接客・サービス業務」は、お客様が機内で快適に過ごせるために行います。
・搭乗時:座席やトイレの案内、手荷物収納のお手伝い
・出発前や飛行中:新聞やイヤホン、マスクなどの提供、入国書類の配布
・飛行中:飲み物や食事の提供、免税品の販売、ゴミの回収
・到着後:座席周りとトイレの掃除
2.「保安業務」は、お客様が機内で安全に過ごせるために行います。
・ 搭乗前:異常はないか確認
・ 搭乗中や飛行中:不審な方や病気の方がいないか監視
・ 離陸前と着陸前:荷物が安全に収納できたか、お客様が適切に座ったか確認
・ 到着後:忘れものや不審なものがないか確認
・ 緊急時:救急看護、非常用機器の使用、緊急時に脱出の案内
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◆この仕事の魅力、やりがいを聞いてみました!
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・ 機内で私の名前を見たお客様に韓国のことを聞かれる時が多いです。現地の人しか知らないお店や流行言葉などを教えたら喜んで下さるお客様の笑顔を見ると、嬉しくなります。外国人CAだからできるサービスだと思うので楽しいです。(日系LCC航空会社・韓国出身・女性)
・ 台風で着陸できなくて近い空港に戻った時にはアナウンス−報告−サービス再開−保安業務でとても忙しいですが、無事に着陸してお客様が降りられるところで一番のやりがいを感じます。(日系LCC航空会社・台湾出身・男性)
・ 車椅子で乗られるお客様の世話をするときや子供に絵本やおもちゃを渡すとき、フライトロゴブック(飛行機の搭乗を記録する本)を書いて渡すときなど、色んなシーンでお客様の嬉しそうな様子をダイレクトに見られるので、モチベーションにつながります。(日系大手航空会社・韓国出身・女性)
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◆キャビンアテンダントはどんなスキルが必要?
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・ 国際線の路線をもつ航空会社の応募条件ではTOEIC600点と書かれていることが多いですが、実際にはそれ以上の英語力が必要です。最近は国内線にも外国人のお客様の利用が増え、冬には北海道や仙台に向かう中国、台湾のお客様が、夏には東京や大阪から沖縄へ向かう欧米のお客様が多いです。各航空会社の出航地を調べれば、英語以外の言語も活かせる可能性があります。日・英以外の言語のアナウンスをCAがアレンジできる機会もあります。
・ CAはサービス業でも最高レベルで、高いビジネスマナーが必須です。サービス接遇検定や接客サービスマナー検定など、ビジネスマナー系の資格があれば良いでしょう。
・ 日系航空会社では高い日本語力が必要です。約2-4ヶ月間の「飛行訓練」では、専門用語のマニュアルと飛行機に関する知識を日本語と英語で筆記テストを受け、「機内サービス教育」では丁寧語だけでなく尊敬語、謙譲語を使った実技テストとアナウンスの矯正受けますが、難しい日本語で大変だと言われています。
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◆どんなスキルが身につく?
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・ 航空業界ではタイムマネジメント能力が身につきます。CAは出勤する瞬間から、時間を細かく分けて仕事を終わらせないといけません。また、時差や移動時間に合わせて生活リズムを変えるなど、様々な時間に気をつけるため、スケジュール管理能力、タイムマネジメント能力がつきます。
・出航地に合わせた社内教育や一緒に働くCAの国籍によっては、第3、第4言語を習うことができます。日・英語のみならず、出航路線によって、必要な言語での機内用語やよく聞かれる単語がマニュアルに載っています。また、CA同士で言語を教えあったり、勉強会などをします。
・ 将来、客室の責任者(チーフパーサー)、新しいマニュアルやサービス改善の担当者(スペシャルリスト)、新人社員の訓練や教育の担当者(トレーナー)など、仕事の幅が広がります。
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いかがですか?キャビンアテンダントの仕事に興味がわいてきましたか?
興味をもったら、ぜひNINJAで仕事を探してみましょう。
では♪