【なるはや(Naruhaya)】の意味と使い方は？　～学校では教えてくれないビジネス日本語講座～

今回、ご紹介する「学校では教えてくれない日本語講座」は「なるはや(Naruhaya)」です。
日本の職場で「なるはや」という言葉、聞いた事はありますか？
早速、どんなシーンで使われるのかをみていきましょう。

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◆「なるはや」が使われるシーンとは？
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<シーン１>
「○○さん、この資料、なるはやで仕上げて！」
「はい、明日の会議の資料ですね？なるはやで仕上げます」


<シーン２>
「ちょと、御社の製品が故障してしまって困っているんですよ」
「申し訳ございません。これから1件アポイントがあるのでその後すぐに伺います」
「なるはやでお願いね！」


「なるはや」ってどんな意味なのでしょうか？

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◆「なるはや」の意味とは？
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「なるはや」は、「なるべく早く」の略語で、
「できる限り早く」「可能ななぎり早く」という意味になります。

一定の年齢以上のビジネスパーソンが好んで使う傾向があります。

最近は、「ASAP（アサップ）」という言い方も普及しており意味は同じです。
「ASAP」は英語の「As Soon As Possible」の頭文字で作られた言葉で、
「ASAP」「asap」「A.S.A.P.」と表現をします。

「なるべく早く」の「なるべく」は意味としては、
「できる限り」「可能な限り」という表現ですが、
あなたの都合の良いときに、いつでもと良いのかというとそうではありません。
自分の都合の良い時にやろうと、のんびりしていると怒られます。

日本特有ですが、相手の都合の配慮で「なるべく」というソフトな表現をつかっていますので
本当は「すぐに来てほしい」「大至急！」という気持ちであることを
理解しておきましょう。

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◆「なるはや」の類語は？言い換えるとどうなる？
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「なるはや」類語、他の言い方をすると、下記のようになります。

・できるだけ早く
・可能な限り早く
・なるべく早く
・最優先で
・一刻も早く
・大至急
・ASAP


例えば、上記のシーンでは、言い換えることができます。

<シーン１>
「○○さん、この資料、できるだけ早く仕上げて！」
「はい、明日の会議の資料ですね？大至急、仕上げます」


<シーン２>
「ちょと、御社の製品が故障してしまって困っているんですよ」
「申し訳ございません。これから1件アポイントがあるのでその後すぐに伺います」
「できるだけ早く、お願いね！」

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◆「なるはや」を使ってはいけない時は？
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「なるはや」は、やや上から目線のニュアンスです。
親しい人や、後輩・部下に対して使うのはよいですが、
上司、クライアントなど、目上の人に対しては使わないようにしましょう。

フォーマルなシーンや上司や目上の方の前で、これを使ってしまうと
マナー違反となり、あなたの信頼や評価が下がりますので注意しましょう。

また、「なるべく早く」は期限が曖昧です。
必要に応じて「いつまでにできていれば良いのか」
「いつまでにできればよいですか？」と確認するなど、期限をきちんと確認しましょう。

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◆「なるはや」のまとめ
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「なるはや」という意味と使い方、使ってはいけないシーンを
紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？


・「なるはや」は「なるべく早く」の略語
・「なるはや」は「可能な限り」「できる限り早く」という意味
・「なるべく」という言葉ではあるが、本当は「一刻も早く」対応して欲しいという気持ち
・「なるはや」フォーマルなシーンでは使わない
・「なるはや」と言われた時は、期限を明確にしておく。期限を確認する。

「なるはや」を使うと、日本ツウな印象になり、ちょっと使ってみたくなる言葉ですね。
「なるはや」が自然に言えると、日本人はビックリ！
ぜひ、今日から使ってみましょう。