【スキーム（sukiimu）】～学校では教えてくれないビジネス日本語講座～

公開日：2020/01/24 更新日：2024/02/16

NINJA事務局より

日本企業に晴れて入社し、活躍している外国人の方も多いと思いますが、日本のビジネスマン同士の会話、理解できてますか？　きっと「はじめて聞いた！」「学校で習ったことがない」「辞書にも載ってない」という言葉が飛び交っているはず。【学校では教えてくれないビジネス日本語講座】は日本人のビジネスマンたち使う摩訶不思議な日本語を、外国人の皆さんにもわかりやすいようにご紹介していく講座です。

【スキーム（sukiimu）】～学校では教えてくれないビジネス日本語講座～

今回、ご紹介する「学校では教えてくれない日本語講座」は「スキーム（sukiimu）」です。日本の職場で「スキーム」という言葉、聞いた事はありますか？
早速、どんなシーンで使われるのかをみていきましょう。

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◆「スキーム」が使われるシーンとは？
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＜シーン１＞
上司が会議で、
「今日のミーティングの議題は、新プロジェクトのスキームだ」と言った。

＜シーン２＞
上司が先輩に
「来週までに取り敢えずスキームだけでも頼む」と言っていた。

＜シーン３＞
上司に
「事業スキーム見直しのチームにアシスタントとして入ってもらおうと思っているんだけど、どうかな」と言われた。

では、「スキーム」とは、どんな意味なのでしょうか。

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◆「スキーム」の意味とは？
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「スキーム」とは、英単語の”scheme”からきているカタカナ語で、簡単に言えば「枠組み」「仕組み」「体系」「アウトライン」「計画」「案」といった意味の言葉です。

このように、＜シーン１＞の上司の発言を「今日のミーティングの議題は、新プロジェクトの計画だ」、＜シーン２＞の上司の発言を「来週までに取り敢えずアウトライン／案だけでも頼む」、＜シーン３＞の上司の発言を「事業計画・ビジネスモデル見直しのチームにアシスタントとして入ってもらおうと思っているんだけど、どうかな」というふうに理解できます。

英語では上記のように”scheme”というのですが、英語の”scheme”には「計画」「アウトラインの他に、「陰謀」「たくらみ」という意味があるため、英語で使う際には注意が必要です。

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◆「スキーム」の類語は？言い換えるとどうなる？
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類語、他の言い方をすると、下記のようになります。

・計画
・仕組み
・枠組み
・アウトライン
・概要
・案
など

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◆「スキーム」を使ってはいけない時は？
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注意点として、上記のようにこの言葉は英語の場合「陰謀」や「たくらみ」という意味もあるため、英語で使うときは注意が必要です。

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◆「スキーム」のまとめ
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「スキーム」という意味と使い方、使ってはいけないシーンを
紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？

・「スキーム」は、「枠組み」「アウトライン」「計画」などと言いたいときに使う
・「スキーム」は【枠組み】【アウトライン】【計画】といった意味
・「スキーム」を言い換えると「枠組み」「アウトライン」「計画」「仕組み」など
・「スキーム」は英語で「陰謀」「たくらみ」といった意味ももつため、英語で使う際は要注意

「スキーム」が自然に言えると、日本人はビックリ！
ぜひ、意味を知ってマスターしましょう♪

では！

ライター：Marina IVANOVA (日本語教師）