【ペルソナ（persona）】～学校では教えてくれないビジネス日本語講座～

公開日：2020/03/23 更新日：2024/02/16

NINJA事務局より

日本企業に晴れて入社し、活躍している外国人の方も多いと思いますが、日本のビジネスマン同士の会話、理解できてますか？　きっと「はじめて聞いた！」「学校で習ったことがない」「辞書にも載ってない」という言葉が飛び交っているはず。【学校では教えてくれないビジネス日本語講座】は日本人のビジネスマンたち使う摩訶不思議な日本語を、外国人の皆さんにもわかりやすいようにご紹介していく講座です。

【ペルソナ（persona）】～学校では教えてくれないビジネス日本語講座～

今回、ご紹介する「学校では教えてくれない日本語講座」は「ペルソナ（persona）」です。日本の職場で「ペルソナ」という言葉、聞いた事はありますか？

早速、どんなシーンで使われるのかをみていきましょう。

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◆「ペルソナ」が使われるシーンとは？
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＜シーン１＞
チーム・ミーティングで上司が
「今日のミーティングの議題はペルソナ設定だ」と言った。

＜シーン２＞
先輩が
「商品開発はペルソナ設定から始まる」と言っていた。

＜シーン３＞
同僚が、「ペルソナの資料が出来上がりです！」と上司に報告していた。

では、「ペルソナ」とは、どんな意味なのでしょうか。
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◆「ペルソナ」の意味とは？
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「ペルソナ」とは、マーケティング用語で、簡単にいえば、企業が提供するサービス・商品の典型的なユーザー像を意味します。性別・年齢・職業などだけではなく、その人の生い立ち、性格や身体的特徴、趣味、ライフスタイル、価値観にいたるまで、細かく描写されます。ペルソナ設定によって、特定の商品・サービスを使うユーザーへの理解を深めることができ、そのニーズをよりよく把握することが可能になります。

「Persona」は、ラテン語で「人格」や「人体像」、また「仮面」といった意味です。
ギリシャ古典劇などにおける「登場人物」を「persona」と呼んでいました。
また有名心理学者ユングは自身の心理学理論において人の「外的側面」を表す用語として「Persona」を使っています。

マーケティング用語の「ペルソナ」は英語の”marketing persona”, “customer persona”, “buyer persona”に当たります。

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◆「ペルソナ」の類語は？言い換えるとどうなる？
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類語、他の言い方をすると、下記のようになります。

・ターゲット（しかし、「ペルソナ」ほど設定が細かくない）
・ユーザー像
など

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◆「ペルソナ」を使ってはいけない時は？
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特にありません。

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◆「ペルソナ」のまとめ
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「ペルソナ」という意味と使い方、使ってはいけないシーンを
紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？

・「ペルソナ」は、マーケティングで、商品やサービスの主なユーザー像を描写する時に使う
・「ペルソナ」は【企業が提供するサービス・商品の典型的なユーザー像】という意味
・「ペルソナ」を言い換えると「ターゲット」「ユーザー像」など
・「ペルソナ」を使ってはいけないシーン：特になし

「ペルソナ」が自然に言えると、日本人はビックリ！
ぜひ、意味を知ってマスターしましょう♪

では！

ライター：Marina IVANOVA (日本語教師）