【モチベ（mochibe）】～学校では教えてくれないビジネス日本語講座～

公開日：2020/04/12 更新日：2024/02/16

NINJA事務局より

日本企業に晴れて入社し、活躍している外国人の方も多いと思いますが、日本のビジネスマン同士の会話、理解できてますか？　きっと「はじめて聞いた！」「学校で習ったことがない」「辞書にも載ってない」という言葉が飛び交っているはず。【学校では教えてくれないビジネス日本語講座】は日本人のビジネスマンたち使う摩訶不思議な日本語を、外国人の皆さんにもわかりやすいようにご紹介していく講座です。

【モチベ（mochibe）】～学校では教えてくれないビジネス日本語講座～

今回、ご紹介する「学校では教えてくれない日本語講座」は「モチベ（mochibe）」です。日本の職場で「モチベ」という言葉、聞いた事はありますか？
早速、どんなシーンで使われるのかをみていきましょう。

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◆「モチベ」が使われるシーンとは？
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＜シーン１＞
上司にいろいろと注意された先輩が、
「これじゃマジでモチベ下がるんだけど」と静かに愚痴をこぼしていた。

＜シーン２＞
重要なお客さんの案件を任された同僚が、
「モチベ上がるわー！」と嬉しそうに言っていた。

＜シーン３＞
研修で若い講師の先生が
「社員のモチベ維持はマネジャーのタスクでもあります」と語っていた。

では「モチベ」とは、どんな意味なのでしょうか。

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◆「モチベ」の意味とは？
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「モチベ」とは、英語から来た「モチベーション」（”Motivation”）という言葉の略です。「モチベーション」とは「やる気」や「動機づけ」という意味です。「モチベ」はいわゆる「若者言葉」として登場し、主に若い人によって使われてきましたが、現在はより幅広い年齢の人の間で使われるようになりました。

「モチベ」とはあくまでも日本語です。
英語では“Motivation” のかわりに“Motive”などを使うということはありません。

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◆「モチベ」の類語は？言い換えるとどうなる？
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類語、他の言い方をすると、下記のようになります。

・モチベーション
・動機づけ
・やる気
など

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◆「モチベ」を使ってはいけない時は？
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「モチベ」は、上述のように、「若者言葉」で、人によっては「言葉の乱れ」としてみられる場合もありますので、フォーマルなシーンにおいては略をしないで「モチベーション」を使いましょう。

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◆「モチベ」のまとめ
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「モチベ」という意味と使い方、使ってはいけないシーンを
紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？

・「モチベ」は、「動機づけ」などと言いたいときに使う
・「モチベ」は【やる気】などを意味する【モチベーション】の略
・「モチベ」を言い換えると「モチベーション」「やる気」「動機づけ」など
・「モチベ」はフォーマルなシーンでは使用を控えた方が無難

「モチベ」が自然に言えると、日本人はビックリ！
ぜひ、意味を知ってマスターしましょう♪

では！

ライター：Marina IVANOVA (日本語教師）