費 茜(ヒ セン) 中国出身 │ 26歳 │ 女性 │ 在日1.3年目
来日して約1年程度の費さんが日本での就職活動をどうやって獲得したのかをお聞きしました。
【経歴】
2005年09月 大連外国語大学 ロシア語・英語学科 入学
2007年09月 ロシア サンクト・ペテルブルク大学 留学
2009年07月 大連外国語大学 ロシア語・英語学科 卒業
2010年09月 大連外国語大学大学院 ロシア語ロシア文学 入学
2013年07月 大連外国語大学大学院 ロシア語ロシア文学 修了
2013年~2014年 中国 映画配給会社 勤務
2014年10月 日本語学校 入学
2016年2月 グローバルリーダー育成研修企業 入社
私のいとこが日本に住んでいて、IT関連企業で働いていました。日本の文化や生活、仕事のことなどをきいていたので日本のことはずっと気になっていました。大学では英語とロシア語を専攻していたので、大学時代はロシアに留学をしましたがロシアの生活習慣は欧米なので食生活に慣れるのが大変でした。豆腐とかなかったですし。(笑)ですからロシアで就職する事は考えず、中国に帰国し就職しました。中国では映画・TV配信をする外資系企業に勤務しました。海外事業部に配属され、英語とロシア語と中国語を使って仕事をしていました。約1年程度勤務していましたが、ずっと日本のことが気になっていたし、タイミングがよかったので日本に留学しました。
来日してからは、日本語学校に入学して日本語を勉強していましたが、仕事がみつかればすぐに退学して働きたいと思っていました。ですから、ある程度日本語を習得したらすぐに就職活動をスタートしました。仕事を探す基準は、①中国関連であること ②英語を使える仕事であること の2つです。
就職活動は、就活のWEBサイトをつかっていくつかエントリーをして会社説明会やグループワークなどに参加しました。ただ、私は来日して間もない為、日本語がまだまだでしたし、WEBサイトが日本人向けだった為、参加者は日本人ばかりで日本語があまり理解できず苦労しました。そんな中で、外国人の為に就職を支援しているWEBサイト、NINJAを発見し登録しました。 NINJAを運営しているグローバルパワーでは日本語に自信がない外国人でも応募ができる仕事を紹介してもらえましたので安心できました。就職活動では、日本人向けのWEBサイトから応募した企業から1社、NINJAから応募した企業から1社、合計2社から内定をもらいました。日本人向けのWEBサイトから応募した企業は、入社して中国やベトナムの田舎の工場に何か月か行かなくてはならない会社だったので辞退しました。
NINJA経由で応募し内定をもらった、現在の会社は3名の小さい会社で不安はありましたが、面接官である中国人の先輩がとても明るく優秀な方だったので、きっと大丈夫だなと思い入社を決意しました。
これから日本で就職活動をする後輩たちにアドバイスをするとすると、日本の就職活動はとても時間がかかりますので、とにかく早く準備をすることをお勧めします。私は、就職活動のセミナーなどが開かれているので、そこに参加し、日本のビジネスマナーや履歴書に書き方などを勉強しました。また、よく聞かれる質問を確認して回答できるようにしっかり準備をしておきました。適性テストなどをする会社もありますので、できれば本などを買って何回かやっておくと良いのではないかと思います。
グローバルリーダー育成塾をやっている会社で研修資料や根拠資料を調べるなどの仕事を担当しています。中国のニュースや新聞を調べ、それを英語と日本語で資料にします。世界で何が起きているかを常に勉強することができることが仕事の面白いところです。
ちなみに、日本人の上司は初めてなので、うまくやっていけるかどうかがちょっと不安でしたが、今の社長は日本人っぽくないのでちょうど良いかもしれません。日本語が分からない時や日本語が通じない時は英語で対応してくれるので助かっています。
仕事でどんどんキャリアアップしていきたいです。いつか欧米などの海外出張にいくような仕事ができたら良いなと思います。
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