【勉強する(Benkyou suru) べんきょうする】の意味と使い方は?~学校では教えてくれないビジネス日本語講座~

NINJA事務局より NINJA事務局より

日本企業に晴れて入社し、活躍している外国人の方も多いと思いますが、日本のビジネスマン同士の会話、理解できてますか? きっと「はじめて聞いた!」「学校で習ったことがない」「辞書にも載ってない」という言葉が飛び交っているはず。【日本語学校では教えてくれないビジネス語 講座】は日本人のビジネスマンたち使う摩訶不思議な日本語を、外国人の皆さんにもわかりやすいようにご紹介していく講座です。

【勉強する】の意味と使い方は?~学校では教えてくれないビジネス日本語講座~

今回、ご紹介する「学校では教えてくれない日本語講座」は「勉強(べんきょう)する」です。
日本の職場で「勉強(べんきょう)する」という言葉、聞いた事はありますか?
早速、どんなシーンで使われるのかをみていきましょう。
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◆「勉強する」が使われるシーンとは?
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<シーン1>
「こちらがお見積りになります」
「うーん、思ったより高いねぇ。勉強できない?」
<シーン2>
「前回の打合せから、勉強させていただき、 今回このお見積りでご提案できればと思います」
「お!勉強してくれたの?どれどれ?」
外国人ビジネスマンのみなさん、
お取引先から「勉強してよ!」と言われたことはありませんか?

むむむ!?
知識がたりなかった?
もっと学習する必要がある?
いえいえ、違いますのでご安心を。
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◆「勉強する」の意味とは?
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「勉強する」とは、
「値引きを検討してほしい」「割引を検討してほしい」という意味で使います。

ストレートに言いたいことを言わない、
日本人らしい婉曲の表現ですね。
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◆「勉強する」の類語は?言い換えるとどうなる?
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「勉強する」の類語、他の言い方をすると、下記のようになります。
・値引きを検討してほしい
・料金について、こちらにメリットがあるように考えて欲しい
・値引きできないか社内に交渉してきてほしい
・値引きの余地がないか社内で調整してほしい
冒頭のシーンを言い換えると下記になります。
<シーン1>
「こちらがお見積りになります」
「うーん、思ったより高いねぇ。もうちょっと値引きできない?」
<シーン2>
「前回の打合せから、社内で値引きがどれぐらいできるか調整しまして、
 今回、このお見積りでご提案できればと思います」
「お!社内で交渉してくれたの?どれどれ?」
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◆「勉強する」を使ってはいけない時は?
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「勉強する」を使うシーンは、社外との取引関係において使う事が多く、
上司部下の関係や同僚と社内の会話においては使いません。

上司から仕事において「勉強しなさい」と言われたら、ほとんどが言葉どおり
「もっと学習しなさい」「知識をみにつけなさい」「自分で学びなさい」
という意味になります。

日本人でも若い世代には通じない事があります。
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◆「勉強する」のまとめ
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「勉強する」という意味と使い方、使ってはいけないシーンを
紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
・「勉強する」は「値引きを検討して欲しい」という意味
・「勉強する」を言い換えると、「値引きを検討して」「値引きの余地がないか交渉して」
・「勉強する」は、社外の取引関係において使用する。社内では使わない。
・上司から「勉強して」と言われたら、「学習しなさい」という意味。

値引きを依頼された、クライアントに「今回、勉強させていただきました!」
と見積を提出されると、日本人クライアントもビックリ!早速、今日から使ってみましょう!
では♪

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