【キャパ（kyapa）】～学校では教えてくれないビジネス日本語講座～

公開日：2019/12/25 更新日：2024/02/16

NINJA事務局より

日本企業に晴れて入社し、活躍している外国人の方も多いと思いますが、日本のビジネスマン同士の会話、理解できてますか？　きっと「はじめて聞いた！」「学校で習ったことがない」「辞書にも載ってない」という言葉が飛び交っているはず。【学校では教えてくれないビジネス日本語講座】は日本人のビジネスマンたち使う摩訶不思議な日本語を、外国人の皆さんにもわかりやすいようにご紹介していく講座です。

【キャパ（kyapa）】～学校では教えてくれないビジネス日本語講座～

今回、ご紹介する「学校では教えてくれない日本語講座」は「キャパ（kyapa）」です。日本の職場で「キャパ」という言葉、聞いた事はありますか？
早速、どんなシーンで使われるのかをみていきましょう。

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◆「キャパ」が使われるシーンとは？
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＜シーン１＞

となりに座っている同僚が
「うちのキャパでは、〇〇案件までの担当は無理だけど。どうしよう。」と困っていた。

＜シーン２＞

先輩が
「〇〇室ってキャパ何人だったっけ？」と聞いてきた。

＜シーン３＞
上司が先輩に
「〇〇くんに△△案件を任せるのは、キャパオーバーになっちゃうんじゃない？」と言っていた。

「キャパ」というのは、様々なシーンで使われているようですね。
では、「キャパ」とは、どんな意味なのでしょうか。

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◆「キャパ」の意味とは？
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「キャパ」とは、英語の “capacity” (キャパシティ)を略したカタカナ語で、簡単に言えば「容量」「対応能力」「処理能力」といった意味です。「キャパシティ」とも言います。

すなわち、＜シーン１＞の同僚が、今は〇〇案件の対応を行う余裕がないと言っています。また、＜シーン２＞の先輩が〇〇室の定員について聞いています。そして、＜シーン３＞の上司が〇〇くんが十分の対応能力があるか、心配しています。つまり、「キャパオーバー」とは「容量超過」という意味なのです。

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◆「キャパ」の類語は？言い換えるとどうなる？
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類語、他の言い方をすると、下記のようになります。

・容量
・対応能力
・処理能力
・定員
・実力
など

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◆「キャパ」を使ってはいけない時は？
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ややくだけた言い方なので、お客さんなどに対しては「キャパ」ではなく、「キャパシティ」を使った方が無難でしょう。社内で使う分には問題ありません。

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◆「キャパ」のまとめ
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「キャパ」という意味と使い方、使ってはいけないシーンを
紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？

・「キャパ」は、部屋などの定員、抱える仕事の量などについて話すときに使う
・「キャパ」は【定員】【容量】【対応能力】【処理能力】といった意味
・「キャパ」を言い換えると「容量」「定員」「処理能力」などになる
・「キャパ」は社内では問題なく使えるが、社外に対しては「キャパティ」を使った方が無難

「キャパ」が自然に言えると、日本人はビックリ！
ぜひ、意味を知ってマスターしましょう♪

では！

ライター：Marina IVANOVA (日本語教師）