【ブレスト（buresuto）】～学校では教えてくれないビジネス日本語講座～

公開日：2020/03/11 更新日：2024/02/16

NINJA事務局より

日本企業に晴れて入社し、活躍している外国人の方も多いと思いますが、日本のビジネスマン同士の会話、理解できてますか？　きっと「はじめて聞いた！」「学校で習ったことがない」「辞書にも載ってない」という言葉が飛び交っているはず。【学校では教えてくれないビジネス日本語講座】は日本人のビジネスマンたち使う摩訶不思議な日本語を、外国人の皆さんにもわかりやすいようにご紹介していく講座です。

【ブレスト（buresuto）】～学校では教えてくれないビジネス日本語講座～

今回、ご紹介する「学校では教えてくれない日本語講座」は「ブレスト（buresuto）」です。日本の職場で「ブレスト」という言葉、聞いた事はありますか？
早速、どんなシーンで使われるのかをみていきましょう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆「ブレスト」が使われるシーンとは？
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

＜シーン１＞
上司に「明日の会議はブレストで」と言われた。

＜シーン２＞
先輩に「会議のブレストで出たアイデアをまとめといて」と言われた。

＜シーン３＞
ミーティングで話が進まなくなった時、上司が「では、ここで一旦5分のブレストを挟もう」と言った。

では、「ブレスト」とは、どんな意味なのでしょうか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆「ブレスト」の意味とは？
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ブレスト」とは、「ブレインストーミング／ブレーンストーミング」の略です。「ブレインストーミング／ブレーンストーミング」とは、英語の”Brainstorming”からできたカタカナ語で、「参加者が自由に多くの意見を出しあうことによって、独創的なアイディアを引き出す集団思考法」（出典：三省堂）を意味します。この方法はアメリカのアレックス・F・オズボーン氏によって考案されたもので、新しい発想を出したい時や話が行き詰った時などに使われます。日本語で略して「ブレスト」というふうに使われることが多いです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆「ブレスト」の類語は？言い換えるとどうなる？
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

類語、他の言い方をすると、下記のようになります。

・フリートーク
・フリーディスカッション
・自由討論
・意見交換
など

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆「ブレスト」を使ってはいけない時は？
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

特にありません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆「ブレスト」のまとめ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ブレスト」という意味と使い方、使ってはいけないシーンを
紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？

・「ブレスト」は、「ブレインストーミング／ブレーンストーミング」を言いたいときに使う
・「ブレスト」は【「参加者が自由に多くの意見を出しあうことによって、
独創的なアイディアを引き出す集団思考法」（出典：三省堂）】という意味
・「ブレスト」を言い換えると「自由討論」「フリートーク」「意見交換」など
・「ブレスト」を使ってはいけないシーン：特になし

「ブレスト」が自然に言えると、日本人はビックリ！
ぜひ、意味を知ってマスターしましょう♪

では！

ライター：Marina IVANOVA (日本語教師）