日本企業に晴れて入社し、活躍している外国人の方も多いと思いますが、日本のビジネスマン同士の会話、理解できてますか? きっと「はじめて聞いた!」「学校で習ったことがない」「辞書にも載ってない」という言葉が飛び交っているはず。【学校では教えてくれないビジネス日本語講座】は日本人のビジネスマンたち使う摩訶不思議な日本語を、外国人の皆さんにもわかりやすいようにご紹介していく講座です。
今回、ご紹介する「学校では教えてくれない日本語」は「獲得(kakutoku)かくとく」です。日本の職場で「獲得」という言葉、聞いたことはありますか?
早速、どんなシーンで使われるのかをみていきましょう。
<シーン1>
新入社員向けの研修にて、講師が
「新規顧客を獲得するコストは、既存顧客を維持するコストの5倍もかかる―これが、1:5の法則なんです。」と語った。
<シーン2>
チームミーティングで先輩が、
「〇〇社から、無事に調査の依頼を獲得できました。」と報告していた。
<シーン3>
上司に突然
「アポ獲得につながる話し方の重要なポイントは何だと思う?」と聞かれた。
では、「獲得」とは、どんな意味なのでしょうか。
「獲得」とは、「手に入れること。努力して自分のものにすること。」という意味です(『デジタル大辞泉』、小学館)。
ビジネスシーンでは例えば、「顧客獲得(=お客さんを手に入れること)、依頼獲得(=お客さんから依頼を得ること)、「アポ獲得」(=電話などの営業によってアポイントメントを得ること)、という表現で使われます。
英語では“Acquisition“ (アクイジション)という単語がこれに当たり、一般的に、「新規顧客を得ること」という意味で使われます。
類語、他の言い方をすると、下記のようになります。
・取得
・確保
・入手
・手に入れること
・得ること
・ゲット
など
特にありません。
意味をきちんと理解したうえで、どんどん使ってみましょう!
「獲得」ということばの意味と使い方、類語などを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
・「獲得」は、「顧客獲得」「依頼獲得」「アポ獲得」と言った表現で使われる
・「獲得」は 【手に入れること。努力して自分のものにすること。】という意味(『デジタル大辞泉』、小学館)
・「獲得」を言い換えると「取得」「確保」「入手」「ゲット」など
・「獲得」を使ってはいけないシーン:特になし
「獲得」が自然に言えると、日本人はビックリ!
ぜひ、意味を知ってマスターしましょう♪
では!
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