日本企業に晴れて入社し、活躍している外国人の方も多いと思いますが、日本のビジネスマン同士の会話、理解できてますか? きっと「はじめて聞いた!」「学校で習ったことがない」「辞書にも載ってない」という言葉が飛び交っているはず。【学校では教えてくれないビジネス日本語講座】は日本人のビジネスマンたち使う摩訶不思議な日本語を、外国人の皆さんにもわかりやすいようにご紹介していく講座です。
今回、ご紹介する「学校では教えてくれない日本語」は「発足(hossoku ほっそく)」です。日本の職場で、または日常生活の中で「発足」ということば、聞いたことはありますか?
早速、どんなシーンで使われるのかをみていきましょう。
<シーン1>
社長が朝礼で
「先日の取締役会では、事業拡大に伴って、新部門を発足することに決定いたしました」と言っていた。
<シーン2>
取引先から
「○○会の発足式のご案内」というメールが届いた。
<シーン3>
大学のホームページには
「19XX年 発足」と書いてあった。
では、「発足」とは、どんな意味なのでしょうか。
『デジタル大辞泉』(小学館)によれば、「発足」には以下の二つの意味があります。
① 組織や機構などが設けられ、活動を始めること。
② 出発すること。
一般的には、上記①の意味の「発足」は「ほっそく」、②の意味の「発足」は「はっそく」と読みます。ぜひ読み方に気を付けましょう。
この記事で取り上げるのは、①の意味の「発足」です。上記の通り、「発足(ほっそく)とは、何か活動を始めること、また団体が設立し、その活動が始まることを指します。
例えば、「会が発足する」「委員会が発足する」「新部門を発足させる」「〇〇市の発足」というふうに使います。
「発足」を英語にすると、“start“, “inauguration“, “kickoff“, “establishment“となります。
他の言い方をすると、下記のようになります。
・始まり
・開始
・開幕
・創始
・設立
・創立
・設置
など
特にありません。
「発足」ということばの意味と使い方、類語などを
紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
・「発足」とは、【組織や機構などが設けられ、活動を始めること。】という意味(『デジタル大辞泉』、小学館)
・「発足」は「ほっそく」と読む
・「発足」を言い換えると「始まり」「開始」「設立」「創立」など
・「発足」を使ってはいけないシーン:特になし
「発足」が自然に言えると、日本人はビックリ!
ぜひ、意味を知ってマスターしましょう♪
では!
ライター: Marina IVANOVA (日本語教師)
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